IBM i(AS/400)開発に生成AIの力を組み込むアドオン製品 「IBM Bob Premium Package for i(以下、pp4i)」。
第1部「導入編」 と 第2部「動作確認:Read・Execute編」に続き、第3部となる本記事では、いよいよプログラム修正の核心となる 「Edit(ソースコードの自動編集機能)」の動作確認 をご紹介します。
5250画面での操作をイメージし、QSYSのソースコードおよびIFS上のソース・ストリーム・ファイルを、IBM Bob(以下、Bob)に直接編集依頼できるかを確認します。
※本記事のキャプチャ画像に表示される消費量(トークン・Bobcoins)は、依頼内容や検索対象のコード規模により変動します。
まずは、QSYS(ライブラリ構造)内のRPGソースメンバーを、Bobが直接解析・編集可能か確認します。
HNDLIB91 の QRPGLESRC のメンバー BPL010 の修正を Bob に依頼します。DOU *IN99 = *ON を DOW *IN99 = *OFF に変更するよう依頼します。単純なキーワード置換にとどまらない、非常にインテリジェントな提案と正確な反映が確認できました。
DOU を DOW に書き換えるだけでなく、DOW ループ(前判定ループ)として正しく動作させるために必要な前処理(初回READの位置をループ前へ移動、不要になった IF *IN99=*OFF / ENDIF の削除、ループ末尾への次レコードREADの追加)まで正しく提案されました。続いて、IFS(統合ファイル・システム)上のソース・ストリーム・ファイルを直接編集可能か確認します。
code001f.rpgle で、Key3 のデータ型の修正を Bob に依頼します。Key3 のデータ型修正が正しく反映されました。今回の検証を通じて、QSYS・IFSのいずれのソースであっても、Bobに自然な日本語で指示を出すだけで「修正方針の提案」から「実ソースへの即時反映」までを一気通貫で完結できることが確認できました。
特に印象的だったのは、単なる文言の置き換えにとどまらず、「ループ構造の変更に伴う前処理の自動補完」まで見据えたロジック提案を行ってくれる点です。これは、従来の5250画面(SEU等)を使った手作業での修正や、人的ミスの防止という観点から見ても非常に大きな価値があると感じます。
一方で、5250画面でソースを開いたまま作業した際の排他バッティング(ロック)など、実運用にあたって押さえておくべき注意点も明確になりました。
次回の第4部では「Build(コンパイル)」編をお届けする予定です。
Edit機能で修正したソースをBobから直接コンパイルする手順と挙動を解説していきますので、ぜひご期待ください!
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