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Windows・Linux環境も稼働するIBM CloudにIBM i を構築しよう!

作成者: admin|Mar 13, 2026 12:36:24 PM

こんにちは! 今回は、IBM CloudとPowerVSの概要や、周辺ソリューションとの連携、そして実際の導入事例についてご紹介します 。

既存のシステムを活かしながらスムーズにクラウドへ移行できる点や、必要な時にすぐ拡張できる柔軟性、そして豊富な事例による安心感など、PowerVSの魅力をお伝えしていきます 。

IBM Cloudは、ハイブリッドクラウドやマルチクラウドに対応したクラウドプラットフォームです 。

オンプレミスの環境とクラウドの環境を組み合わせたり、他社のクラウドと連携して同時に使ったりするなど、複数の環境を跨いで統合的に運用できるのが大きな特徴となっています 。

基幹システムなどでよく利用されるPowerやZの環境も提供しているため、オンプレミスの既存資産をそのままクラウドへ持っていきやすい環境が整っています 。

そして、IBM Power Virtual Server (PowerVS) は、IBM Cloud上で利用できるPowerのLPAR 環境のことです。オンプレミスのPowerと同じものを各拠点のコロケーションサイトに配置して提供しているため、オンプレミスと変わらない信頼性や可用性を保ちながらご利用いただけます。

現在、日本国内では東京と大阪のデータセンターで稼働しており、ISMAP(政府が認めるセキュリティ要件を満たしたクラウドサービス)にも認定されています 。 そのため、本番業務や公共機関でも安心してご利用いただけるレベルのセキュリティが確保されています 。

PowerVSは単なるシステム稼働場所ではなく、IBM Cloud上の様々なサービスと組み合わせることで、クラウドならではの柔軟性や運用性を手に入れることができます 。 ここでは、代表的な4つの観点から連携ソリューションをご紹介します 。

1. 周辺サーバーのVPC連携

IBM CloudのVPC(Virtual Private Cloud)は、x86のWindowsやLinuxが利用できる次世代のクラウド基盤です。 ネットワーク性能が高いインスタンスを素早く構築できるのが特徴で、PowerVSやWatsonx などのAIソリューション、データベースなど、200種類以上のIBM Cloudサービスとプライベートネットワークで接続することが可能です 。

2. ネットワーク接続

オンプレミスとPowerVSを専用線(閉域網)で繋ぐ際、重要なコンポーネントが3つあります 。

  • Transit Gateway: IBM Cloud内の複数リソースを接続するハブの役割を果たします 。

  • Direct Link: オンプレミスとIBM Cloudを専用線で繋ぎ、インターネットを経由しない安全な通信を提供します。

  • Power Edge Router: PowerVS専用のネットワークルーターです 。

Direct Link、Transit Gateway、Power Edge Routerを介して、オンプレミスとPowerVS の接続が可能となっています。Power Edge Routerの登場により、よりシンプルかつ直接的にオンプレミスとPowerVSを接続できるようになりました。

3. バックアップ・データ保護

  • IBM Cloud Object Storage (ICOS): 従量課金制で利用できる容量無制限のオブジェクトストレージです 。データを暗号化し、3拠点(東京サイト内やアジアの3拠点など)に分散して保管するため、高いデータ耐久性を確保できます 。書き換え不可にするオプションにより、ランサムウェア対策にも有効です 。

  • FalconStor: 仮想テープライブラリ(VTL)をクラウドで実現するサービスです 。オンプレミスの標準的なバックアップ手順をほとんど変えずにクラウドへ持ち込めます 。データ重複排除機能が優れており、保存コストや通信量を削減できるほか、VTL間のレプリケーションを利用したDR対策も容易に行えます 。

4. アプリ公開・運用サービス

  • Cloud Internet Services (CIS): アプリケーションをインターネットへ公開する際のセキュリティ、可用性、パフォーマンスを向上させる機能(DDoS防御、WAF、グローバルロードバランサー、コンテンツキャッシュなど)をオールインワンで提供します 。

  • SendGrid: IBM Cloudではスパム対策としてポート25番の通信を制限しているため、代わりにポート587番を利用したクラウド型メール送信サービスです。

PowerVSはすでに世界中で650以上のシステムで稼働しており、日本国内でも多くの企業様に導入されています 。

具体的な導入背景や活用内容については、IBMが公開している導入事例をご確認いただけます。

YKKグループ、グローバルシステムのモダナイゼーションでサステナビリティを強化 | 日本経済新聞 電子版特集

JALカードの基幹システムのIT基盤をIBM Power Systems Virtual Serverに移行 | IBM Japan Newsroom - ニュースリリース

 

最後に、PowerVSに関する2つの最新情報をお届けします 。

  1. Power 11の順次提供開始: 最新モデルであるPower 11が、海外のデータセンターに続き、日本の東京・大阪でもまもなく提供開始される予定です 。

  2. シェアードプロセッサプールの料金値下げ: バースト用のCPUを事前に確保できる機能の料金が値下げされました。これにより、確実なバーストを保証するための追加コストをより削減しやすくなっています。

今回はIBM CloudとPowerVSについて書きました!

  • オンプレミスの既存資産を活かしながらハイブリッドクラウド環境を構築できる

  • VPCやバックアップ、セキュリティなど、IBM Cloudの多様なソリューションとシームレスに連携可能

  • 世界中で豊富な導入実績があり、既存アプリを変更せずに移行・運用効率化を実現している

  • Power 11の提供開始や料金改定など、さらに使いやすい環境へと進化を続けている

既存システムのクラウド移行に課題を感じている方は、ぜひPowerVSの活用を選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました!

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