MONO-Xの強みや独自サービスをご紹介する連載ブログがスタートしました。
第3回となる今回は、IBM i 環境におけるクラウドとオンプレミス間の接続課題を解決するPVS One『X2 Gateway』の真価について深掘りします。
企業のクラウド移行が加速するなか、オンプレミスとクラウドをどう安全かつ効率的につなぐかは、多くのIT部門が直面する共通課題です。
特にIBM i 環境をクラウド化する際には、IBM Cloud環境へのVPNや閉域接続のコスト、BCP対策としての二重回線化、通信経路の冗長化といった複雑な設計が必要になります。
そこで登場したのが、MONO-Xがご提供するPVS Oneの『X2 Gateway』です。
1台のゲートウェイでアクティブ−アクティブ通信を実現し、クラウドとオンプレミスの境界をシームレスに接続することで、コストを抑えながら高可用性と運用のシンプル化を両立します。
本記事では、そんな『X2 Gateway』が解決する課題と、導入効果をわかりやすく解説します。
クラウド利用が一般化する今、オンプレミスとクラウド間の通信設計は企業ネットワークにおける重要テーマです。
特にIBM i などの基幹システムをクラウドと連携させる場合、次のような悩みがつきものです。
こうした問題は、クラウド移行後の運用コストを押し上げ、結果的にBCP対策が形骸化してしまう原因にもなっています。
PVS Oneの「X2 Gateway」は、これらの課題を根本から見直すために設計されたデュアル・アクティブ通信ゲートウェイです。
その最大の特長は、「2本の回線を同時にアクティブ利用できる」こと。
これにより、単なる冗長構成ではなく、次のような効果を実現します。
既存のルーターやセキュリティポリシーを大きく変更する必要もなく、段階的なクラウド移行にも対応します。
主な特徴は以下の通りです。
従来のIBM Cloudで利用されているVPN for VPCとの比較
X2 Gatewayの真価は、通信を二重化するだけではありません。
企業のネットワーク運用を支える多層的な機能群が、“止まらない”だけでなく“賢く運用できる”ネットワーク基盤を実現しています。
クラウドリフトとクラウドシフトを組み合わせたアプローチは、「リフト&シフト」と呼ばれます。
X2 Gatewayは、単に冗長化を実現する装置ではなく、「ネットワークの安定性 × 運用の利便性 × 拡張性」を一体で提供するゲートウェイです。
企業ネットワークの複雑化が進む今、“2本の回線を賢く使いこなす”だけでなく、“ネットワーク全体を見渡せる”設計思想こそが、X2 Gatewayの本質的な価値です。
貴社のIBM i 環境を「止めない」、そして「最適に運用する」ために、この『X2 Gateway』が強力な支えとなることでしょう。
クラウドとオンプレミスの安全かつ効率的な接続、BCP対策の強化、運用コストの最適化にお悩みではありませんか? MONO-Xは、貴社の具体的な課題に対し、『X2 Gateway』を活用した最適なソリューションをご提案いたします。
詳細資料のご請求や、個別のご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 経験豊富な専門家が、貴社のビジネスを『X2 Gateway』で力強くサポートいたします。
連載第1回の記事「PVS環境でのバックアップをより柔軟にーDR、システム移行でも活用できる「PVS One R2」とは?」は こちら